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IPA茨城写真家協会ブログ

縄文の記憶・番外編(縄文壺を作る!) 嶋田孝和

縄文の記憶を追って、導かれ感じるままに旅した、2011年夏。自分の奉りごと、山の中で縄文の壺に火入れをし、自然の神様に感謝と鎮めの祈りを捧げ、一区切りをつけた私であったはずなのだが、なにか不完全燃焼のまま、今年の夏を終えていた。なにかが、まだ足りない!祭礼の儀式としては、満足であるが、自分の血をもっと抉って見ろ、何が見える、漆黒の闇のように深く、より深く五感を刺激し、考えた。

血の記憶をたどり、導かれた所の風土、伝統、縄文の遺跡、アミニズム信仰の名残りなどの、地元の方たちの語り、受け継がれてきたものへの、体感と確証への確認であったのだ!(その事は、大きな収穫として、自分の中に蓄積はしたが、もうひとつ上のステージに行きたい感情が、行動へと導いた)

自分自身で何をした、もしかしたら分かったつもりでいるのではないか?その感情が、爆発し、そうだ!自分も実際に、縄文の壺を作ってみたくなったのである。壺を作ることによって、何を感じ、なにが見えてくるのか!
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(青森県青森市三内丸の内遺跡・出土の本物)

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茨城県笠間市・工芸の丘・陶芸美術館のならびにある、KASAMAクラフトヒルズの体験工房にお邪魔した。
10/10 笠間焼フェアの真っ最中でもあり、多くの人で賑わいをみせていた。
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作家さんの、新作展示・販売も行われており、思わず欲しくなる作品がならぶ。(買いませんでした、いや、買えませんでした)

体験ふれあい工房の入り口に、一際目に入る壺がひとつ、私を釘付けにして離さない作品が展示(F先生の作品)されていました。
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素朴でとても温かみがあり、牧歌的な歌声が聞こえてくる縄文の壺。これが私と、縄文・F先生の出会いとなりました。先生にいろいろと教えて貰いながら、てびねりで形を整えてゆく、これがなかなか難しい、土が自分のイメージに馴染んでくるまでに、手が土色になってしまった。手のひらのシワを見ていると手が縄文になっていて、笑ってしまう!とても、楽しい!時の経つのも忘れ、二時間程で壺の姿が整った。よし!次は、紋様だ!
ところが、意気込めば意気込む程、手が止まる、魂込めが進まないのだ、困った、思わずロクロ回しを教えに行っていた先生に助けを請う、いろいろ先生と話をするうちに、心落ち着き、私の気持ちの原点に振り返る、
紋様とは、何を見て作ったのではなく、人間の思いではないか、自然を崇め、奉り、恐れ、恵みに感謝、それらの思いの幸せになりたい、浄化の為の壺、希望の壺であったのではと思う。(祭礼用)
紋様の意味が理解出きれば、心は縄文時代に時空を超えて飛んでいく、どんどん手が動く(上手いかどうかは、別問題ではあるが、はじめて作ったので、壺の文様に関してのご意見はご勘弁の程)
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普通の煮炊き、皿などは、各家族で作ったかも知れないが、紋様の凝った壺は、簡単そうでもいざ、作ろうとすると以外に牧歌的だが、精巧なのに驚いてしまう、バランスが難しいのである。もしかしたら、縄文時代にはそれぞれ、専門職の仕事があり、釣り、狩猟、木の実の栽培、土器職人、シャーマンなど分業制がかなり進んだ文明かもしれないと、再認識をした。(実際に作ってみないと見えてこないものもある)

なんとか、先生の大いなる、手助けを受けての、私の縄文の壺の完成(第一号)!へびの紋様に目を入れてしまったので、デザインらしくなくなってしまったが、表現の大胆と言う事で、自分を納得させ、終了。(総時間3時間30分)あとは乾燥させ、素焼きして本完成になる。 縄文・F先生、いろいろな話、手助け、本当にありがとうございました。壺作りが、面白くて、癖になりそうです。より、完成度の高い作品を作りたい!また、縄文先生、宜しく御願い致します。(クラフトヒルズ・ふれあい工房の先生は、みなさんとても親切です、興味がわいたら挑戦してみる事も悪くないと思います、自分の気持ちの新発見が出来るかもしれません)。
追記
改めて、火焔土器・遮光土偶・岡本太郎先生の「縄文人」は凄い!と思う、体験の日である。
(すごい丁寧に!大胆に!エキサイティング!精神的に!いったいどのくらいの時間を費やして創作したのであろうか?思いは、時空を駆け巡る。)
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by ipa_ibaraki | 2011-10-16 02:02 | 嶋田 孝和