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茨城のプロカメラマンは、どなた?

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IPA茨城写真家協会ブログ

何だこれは!嶋田孝和

生誕100年・岡本太郎展(~5/8日まで)東京国立近代美術館に滑り込みセーフで、何だこれは!驚きの作品に再会してきました(私にとって、岡本太郎さんは深く影響を受けた方であり、生誕100年を岡本巡礼と言うかたちで、お祝いしてきました。私の岡本太郎さんの話は、IPA茨城写真家協会のホームページ・嶋田孝和インタビューを読んで見て下さい。右のリンクから入れます)
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会場は入場まで約、2時間待ちの大盛況。(震災の時、ガソリン6時間待ちを経験していたのであまり苦には感じなかったのですが、入場してからも静かに作品と対峙しにくいのには少々、残念ではありました。まあ、岡本太郎先生の生誕100年のお祭なので、再ブームは大変に喜ばしい事です。さながら1970年の万博会場の太陽の塔の内部に、タイムスリップしたようです。岡本太郎を軸とし、現在を見直す、彼が仕掛けた奉りなのかもしれません。
また、展示内容も充実しており、「対決!」と言うテーマで非常に興味深く鑑賞出来ました。(写真でお見せできないのが残念です)
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次に向かったのは、青山にある岡本太郎記念館(生前のアトリエで一番、彼の気持ちが伝わってくる空間です。ここから、太陽の塔が誕生したのです)
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美術館員さんの許可が降りたので、太郎作品を少し紹介しようと思います(ただ、岡本太郎作品は、じかに行ってみて、感じて、触って(触れないものもあります)みなければ良さは分かりません。興味がわいた方は、是非一度、足をお運び下さい。岡本太郎が爆発!してます!
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かっぱ神像(1982)
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太陽(1985)(間違っておりましたら、正式名称をお教えください)
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歓喜(1965)
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縄文人(1982)
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アトリエ(生前のまま保存、太郎さんがお面を被って脅かしにでてきそうです)
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そして、なんといっても最後は、聳え立つ、日本民族の象徴・巨大なこけし、太陽の塔(太郎の塔)1970
何度見ても、ぞくぞくします!(実体は大阪・万博記念公園に鎮座)
この時期に100年祭とは偶然でしょうが、太郎氏が私に語りかけてくる気がします。「人類の進歩と調和なんてくそくらえだ!」確かに人類は月に行けるほど科学技術は進歩したかもしれない、だがそれを感じる精神はどうだ!進歩してるのか?少しは進化したのかい?調和と言ったって、馴れ合いになっていないか?原子力の科学は、自然は調和してくれたかい?人間のおごりの気持ちを捨てて、崇めの気持ちをもっと強く持てば、人間はもっと進化できるんじゃないか?そんな風に聞こえてなりません。
今回は時間がなくて行けませんでしたが、渋谷に岡本太郎氏が残した「明日の神話」が現在の日本に強烈なメッセージを発していると私は思います。岡本太郎のシャーマンであった、岡本敏子さんが言っていました「明日の神話」は希望の絵であると。日本は今、心をひとつにして希望に向かって行かなければと。改めて再認識した、良い一日でありました。
天国の岡本太郎様・岡本敏子様、岡本太郎記念館の美術員のみなさま、ありがとうございました。
私に生ある限り、岡本太郎は、生きています。
嶋田孝和

追記
以前撮影した「明日の神話」のデータが見つかったので、掲載します。
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by ipa_ibaraki | 2011-05-09 21:58 | 嶋田 孝和

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