岡本太郎作 「明日の神話」 嶋田孝和
昭和44年、大阪万博と同時期に遥か彼方のメキシコで原子爆発をモチーフに製作された「明日の神話」(現在、恒久的に渋谷駅にて展示)。まだ実物を鑑賞されていない方、興味をもたれた方は、この写真で満足されず、渋谷駅に足を運んでご覧頂きたく思います。真下から見上げるこの絵は、凄まじいパワーで迫ってくるでしょう。
今年、2011.5.2、心ない人間により、付けたし画のいたずら事件が起きた。幸い、オリジナルの損傷はなく、壁画右下の余白に福島原発の爆発をイメージした絵が貼られていたのである。作風は岡本画伯に似せ、イメージも大変良く描かれており、面白いのだが、あくまでこれは立派な、犯罪であろう。(現在は、撤去し、犯人も名乗りをあげ、事情聴取中)
もし、岡本太郎氏が生きていたら、笑って「他にはなにが見える?」とでも言いそうだが、今後はもし、なにか表現したいものがいるなら、別の場所・自分の表現でやって頂きたいものである。
改めて、岡本太郎氏のメッセージは現在に於いても、強烈なインパクトをもって見る側に、放たれているのであると実感した事件である。
今年、2011.5.2、心ない人間により、付けたし画のいたずら事件が起きた。幸い、オリジナルの損傷はなく、壁画右下の余白に福島原発の爆発をイメージした絵が貼られていたのである。作風は岡本画伯に似せ、イメージも大変良く描かれており、面白いのだが、あくまでこれは立派な、犯罪であろう。(現在は、撤去し、犯人も名乗りをあげ、事情聴取中)
もし、岡本太郎氏が生きていたら、笑って「他にはなにが見える?」とでも言いそうだが、今後はもし、なにか表現したいものがいるなら、別の場所・自分の表現でやって頂きたいものである。
改めて、岡本太郎氏のメッセージは現在に於いても、強烈なインパクトをもって見る側に、放たれているのであると実感した事件である。
by ipa_ibaraki
| 2011-05-21 23:31
| 嶋田 孝和